ザイケイちゃんの脳みそ

罪刑法廷主義ちゃんの日々思ったことを書き留める脳みそです。

こぼれる

雨が降っていた
だから傘を持ってきた
そんな当たり前のことを考えるようになったのは、最近のことだ
さらさらと砂が流れていくように、記憶がこぼれ落ちていく
自分が何をしているのかわからなくなっている
決まったルーチンの中で生きて、毎日同じようなことばかり
まるで機械のような、なんてものじゃない
決まった法則で動く、粘菌のような
思考なんて消えてしまって差し支えないような、そんな生活
けれども片隅に残る感情が、知らず知らずに悲鳴をあげる
線路に吸い込まれそうになる

死んではいけないと、書き込まれたプログラムがわたしを止める
死んではいけない
生きなきゃいけない
なんのために?
だれのために?
わたしのために?
僕らは物質 遺伝子の乗り物
タンパク質のかたまりであるわたし

感情は いる?