ギルティオアノットギルティ
この間「君が嫌なことをしちゃったね。ごめん」と彼は謝っていた。
しかし私は謝られたことがよくわからなかった。
私から見たらその事実は悪いことかもしれないが、私にとって謝罪されることは何も喜ばしいことではなかったのだ。
私は彼が道徳に反する行為をしたことには少しばかり心が痛む。
しかし私に謝られても仕方がない。
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そんなものを道徳というのならば、彼にとってそれは道徳を反するに値しない行為であったのだろうか。